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「間取りのセカンドオピニオン」のおはなし

ヘイデンインテリアデザインのAsamiです。

お盆期間も終わり、また日常が戻ってきた感じがしますね。

皆様のエリアは台風は大丈夫でしたでしょうか?

こちら群馬県太田市は、朝方雨が降ったかな程度で幸い台風感はほとんどありませんでした。

数年前の台風の際には近くの川が氾濫して一晩避難をした経験もあるため、台風の予報があるとちょっぴりハラハラしてしまいます。


さて本日は、シンキチデザインでも行っております「間取りのセカンドオピニオン」についてのお話。




   その間取りで本当に良いんですか?


この言葉にグラっときたあなた。


ほとんどの方が一生に一度のマイホーム。

その間取りについて、悩まない方の方が少ないのはどう考えても当たり前なのですが。

加えて紙の上に書かれた、上から見た図からのイメージは大変ですよね。

さらに最近はSNSでありとあらゆる情報が簡単にみられるようになったこともあり、あれもこれもと見ているうちに悩みのドツボにハマってしまう方が多くいらっしゃいます。



この間取りで本当に良いんだろうか?


そう思う方はぜひ、次の質問に答えてみてください。



   間取りチェックリスト


  • 土地の状況を踏まえて決めましたか?

  • その家であなたが生活するイメージをしましたか?

  • 暮らす上で「一番譲れないこと」「どうしてもいやなこと」を書きだしましたか?

  • 今の住まい、または過去の住まいで困っていることが改善されていますか?

  • 置きたい家具や家電を配置シミュレーションしましたか?

  • 自分がどんなものをどれくらい持っているかを確認しましたか?


すべて〇であれば、概ね問題なく満足できる間取りになっていると思います。

もちろん、ライフスタイルやライフステージによって状況も気持ちも変化しますので「絶対」ではないですが。

それぞれ少しご説明しますね。



   土地の状況を踏まえる、とは


家を建てる土地がどんな形状で、どの方角を向いているのか。

車通りは激しいか、通行人はどのくらいいるのか。

まわりにはどんな建物が建っているのか、隣家の窓はどのあたりかなど

土地それぞれの状況を無視してしまっては快適な生活はのぞめません。


土地の特性を活かして、もしくはネックになってしまう箇所を洗い出し間取りでカバーすることで、あなたが求める暮らしが手に入ります。




  あなたが生活するイメージ、とは


新居のリビングで、大きなソファに座って庭を見ながらおいしいコーヒーを…

窓からは気持ちの良い光が降りそそぐ、最高の空間!





こんなイメージも良いですが、ぜひもっと映えない「日常」をイメージしてください。

1年365日、たいていの方がそのほとんどが映えない日常です。

その日常がスムーズであればあるほど家としては優秀になるんです。

そして、その日常はみんな同じではないんですね。だからあなたが生活するイメージが大切なんです。


ぜひ図面の上で、えんぴつでも指でもOKですので

「ただいま~」とおままごとをするように生活してみてください。

ここで大切なのはしっかりいつも通りの動きをすること。

「いつもはここで鍵を置く」とか、「玄関からキッチンに直行してる」とか、「ほとんど毎回こどもがトイレ~!って走ってる」なんてことまでイメージできたら完璧です。

「ここに棚が必要」、「この動線が短い方がいい」、「トイレはこっちに欲しい」など

生活イメージに合わせて間取りを変更しましょう。

そのまま眠って朝起きて出勤するまでのシミュレーションもしてください。

ちょっと面倒ですが、休日バージョン・来客バージョンもやってみましょう。

これをすることで、よりあなたに合った間取りになること間違いなし!




   暮らす上での「一番譲れないこと」「どうしてもいやなこと」とは


まずは、家づくりに関してあなたが希望すること、欲しい設備などとにかく書き出してみてください。同じように、これは嫌だと思うことも書き出してみてください。

そのあと、その希望に順番をつけてみましょう。


白いドアが良い、トイレは自動洗浄が良い、玄関が泥で汚れるのが嫌だ、子供の部活の靴がにおうのが悩み、バルコニーでビールを飲みたいなど、なんでもOKです。


希望すること(譲れないこと)、嫌なこと、それぞれの一番を見つけてください。


全てを叶えるのは予算的に(時には物理的にも)なかなか難しいものですが

これはどうしても!という点が事前に分かっていると、間取りを考える際にも取り入れやすいです。なかなか難しいとは思いますが、ぜひやっておきましょう。

可能であれば、家族で話し合えるともっと良いですね。


あとで後悔しないためには、とにかく書き出すこと。

出し切ることで「こんなはずじゃなかった…!」を減らすことができます。




ここまで読んで頂きありがとうございました。

長くなってしまうので、残り3つは次回ご説明します。

お楽しみに!



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